先生が京都で長年、師事していた先生独特の生け方のようです。
葉は全部で奇数枚とし、体の3枚組の陽方の葉を長く用いて体と前あしらいの働きを持たせています。
京都ではこの生け方はしませんので、最初は春のカキツを生けられず困り果ててしまいました。
カキツバタは池坊で昔から愛された花材で地域によって生け方が工夫されてきて花形として代々続いています。
関東のお友達も、また生け方が少し違います。池坊がそれだけ長く続き、広域に広まったということがよくわかるなぁ~と思います。
教室では今の京都と同じく基本の春のカキツの生け方です。生徒さん達が育って来たら、この生け方を師匠から私、私からお弟子さんへ繋いでいけたら良いと思います。

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